皆さんこんにちは。
スクールコーチ兼トレーナーの日高です。
今回はヴィッセル神戸U15 UMDS で行っているトレーニングについてお話したいと思います。
早速ですが1つ質問です。中学生の時期に最も伸びる体力要素は次のうちどれだと思いますか?
①筋力
②持久力
③柔軟性
④身のこなし(協調性)
正解は、②持久力 です。
個人差はありますが、小学生の高学年から中学生の間に成長期が始まり、急激に身長が伸び始めます。
それに伴い、身体の中の呼吸循環系(肺・心臓・血管・血液)の機能が発達するので、持久力の伸びる時期と言われています。
各世代のフィジカルトレーニングのガイドラインをまとめると
小学生→神経系
中学生→心肺系
高校生→筋力系
となっています。
スクール生出身者の中学生チームである「ヴィッセル神戸U15UMDS」も現在、発育発達の観点から持久力を高めるトレーニングを行っており、特にこの冬季期間に継続して「YO-YOテスト」というものを実施しています。
学校の体育で行う20mシャトルランに似たものといえばそのキツさがわかると思います。笑
実施中の様子はこんな感じです。
昨年10月に始めた当初の数値はチーム平均で1300m程度でしたが、現在は1900mまで伸びてきました。
ヴィッセルのデータではありませんがJリーグのジュニアユース(U13)レベルで2300mというデータがあり、それと比べるとまだまだなところはありますが、着実にサッカーに必要な持久力はついてきた様に感じています。
実際のゲームや試合でも終盤に走り負けることも少なくなり、集中力も維持できる様になりました。
この日のゲームも拮抗した展開が続き、最後はPK戦までもつれ込みました。
まだまだコロナの影響で活動に制限がありますが、効率の良いトレーニングでパフォーマンス向上と怪我をしない身体づくりもできればと思います。
スクールコーチ兼トレーナー 日高彰人