皆さんこんにちは。
2020年4月より新任でスクールコーチ兼トレーナーとして活動している日高と申します。
主にスクールの中学生チームであるヴィッセル 神戸SS U15UMDSを担当します。
どうぞ皆さま今後とも宜しくお願いします!
さて、新型コロナウイルス感染症の拡大も一先ず落ち着き、学校が再開された事も含めて徐々に日常を取り戻しつつありますが、皆さんはどの様にお過ごしでしょうか?
スクールコーチ陣も休校期間中にオンラインでの打ち合わせを重ね、本格的なスクールの再開に向けて現在準備を進めています。
その中でこの長い自粛期間からのスポーツを再開する時に、安全に出来るのかという事が問題になっています。
今回はスポーツ活動の再開にむけて注意すべき点やその対策についてのお話しします。
少し難しい話になりますが、ぜひ見ていただければと思います。
スクールに参加される際や運動をする時の参考にしてください。
まず、今取り上げられている問題をまとめると次の4つになります。
①長期間の自粛による体力の低下
②暑さに慣れていない
③例年違う環境に対してのストレスが蓄積
④運動時のマスク着用に対する影響
最近、気温が高いだけでなく梅雨にも入ったので蒸し暑くなってきました。
この状況で急に運動を再開すると熱中症やスポーツ傷害になるやすいですよね。
身体を慣らしながら徐々に運動量を上げていく事が大切です。
特に熱中症は重症になると命にも関わる問題なので気をつけましょう!
今回は特にこれからの時期に注意が必要な「熱中症」について、実際になってしまった場合や予防には何をすれば良いのか、どのぐらいの期間慣れる期間が必要かなど、まとめてみました。
熱中症は暑い環境で身体の水分やミネラルが不足し、身体の様々な機能が低下する事で起こる病気です。
特に子どもは大人と比べると熱中症になりやすいと言われています。
【子どもが熱中症になりやすい理由】
①発汗機能の発達が不十分
②外気温の影響を受けやすい
③身体の水分の出入りが多く、脱水になりやすい
④地面からの反射熱を受けやすい
⑤暑さに対して自分で判断が出来ない
熱中症の症状も表にまとめました。
万が一、熱中症になってしまった場合はすぐに体温を下げる処置を行います。
具体的には
①涼しい場所へ退避
②身体の冷却
③水分補給
④ミネラル(塩分)補給
などを行います。
ただ、処置を行う事は大変です。
そうならない様に、熱中症は予防する事がとても重要になります。
特に
「暑熱順化」= 暑さに慣れる
はこの時期に重要なポイントです。
人間の身体は暑さに慣れるには約1週間の時間が必要と言われています。
その暑さに慣れる期間のポイントとして
①日常的に発汗機能を活性化させる事
→半身浴やウォーキングなどの軽い運動
②ウォーミングアップの実施
→段階的に運動量を上げる
の2点があります。
熱中症は対策をしっかりしていれば必ず予防が出来ます。
対策をしっかり行い、安全にサッカーを楽しみましょう!
次回は体力の低下とその対策についてお話しできれば思います。
スクールコーチ 兼 トレーナー
日高